第29回ディベート甲子園では、教員を目指している高校生8人が運営インターンシップとして参加しています。2023年に続いて2年目の取り組みです。千葉県教育委員会との連携のもと、千葉大学教育学部と、ディベート甲子園を主催する全国教室ディベート連盟(NADE)が共同で行っている事業です。
初めてディベートの試合を生で見た高校生の目にはどう映ったのか。寄稿してもらいました。
Nさん 高校1年生
教員を目指すことを考えていてイベントの運営にも興味があったので、インターシップに参加しましたが、ディベートに関する知識は全くありませんでした。初めてディベートの試合を観戦してみて、まず始まる時に会場にいるみなさんがフローシートを書くために身構えているところに真剣さが感じられました。
試合中は具体例を強調するような工夫がありました。よく聞いてみるとイントネーションが違っていることもあり、地区大会を勝ち抜いた全国大会だということが実感できました。試合の後には引率の先生と話して笑顔になるシーンがあり試合中の緊張感が解け、ディベートに対する堅い印象が変わり、面白かったと思えました。
特に印象に残った場面は、質疑の時間です。質問に対して堂々と応えている様子からは、長い時間をかけてたくさんの情報を集め、相手の議論を予想し準備してきたことが観客側に伝わってきました。
初めてディベートの動画を見た時は聞き取ることだけに必死にっていました。しかし、生でディベートを観戦してみると、ディベーターの勢いに圧倒されてテーマについて考えることができたことが自分でも驚きです。
また、前日準備から参加したことで、イベント開催の裏側では多くの方々のサポートのおかげで成り立っていることを実感できる日になりました。インターンのみんなと一緒に楽しく運営の手伝いができたことも、ディベートの世界を知ることができディベートの経験があるスタッフの方の話しを聞くことができたたことも、夏の思い出になる素晴らしい経験になりました。